バレンタインデーの土曜日、ホリーはおとーさんとチームを組んで、横浜の根岸森林公園で開催されたアースランクラブさん主催のドッグ RUN RUN に参加しました。
これは、飼い主さんと犬が一緒にレースを走るというイベントです。
かけっこは大得意のホリーさんですが、普段おとーさんと走っているときでも猫さん鳥さんおいしそうな草などに気をとられ、いつも急ブレーキをかけ、道草してしまう。
1300 m の距離を、ゴールまで気を散らさずに走れるか、いささか疑問・・・。さて、完走できるかな?
我が家から根岸森林公園までは車で 1 時間ほど。
車大嫌いなホリーも、レンタカーでドッグランに出かける機会が何度かあったので、最初の頃ほどの拒否反応はありません。なんと、自分からクレートインするという、これまでにないよい子っぷりを発揮して、私たちを束の間感動させてくれました。道中、ずっとハァハァしてたけどね。
千葉の保護主のおねえさんちから初めて我が家に来たとき以来の長時間ドライブで、吐いちゃうかなー、と心配しましたが、到着してクレートから出てきたホリーは案外元気。わっほわっほ興奮気味に匂いを嗅ぎまわります。ホリーちゃん、それじゃ田舎者丸出しよ。ここはお洒落な街横浜なんだから、地元の犬みたいにクールな顔してなきゃ。
根岸森林公園は、日本で最初の競馬場があったとか?で、お馬さんがいます。こんなオブジェも・・・。ホリーは警戒を怠りません。
早めに到着したので、近場にある素敵なドッグカフェで一休み。
車酔い予防で朝ごはん抜きだったホリーに、わんこ用メニューの鮭のハンバーグをごちそうしました。
カフェでのマナーも完璧なホリーさん、今日はどうした!? (笑)
ハンバーグは瞬殺です。
”おいしー。こんなおいしいの初めて食べたー”
でしょうな。
公園に戻ると、ドッグ RUNRUN 以外のランニング競技が開催中。たくさんの人が集まっています。わんちゃんたちもぞくぞくとやってきました。
エントリーは、ホリーの参加する 1300m コースで 8 頭ほど。
スタート地点に集合します。
「いいかー、よそ見するなよー。おとーさんについてくるんだぞー」
くりんくりんな巻き毛がキュートなブリタニースパニエルちゃんもエントリー (左にいる子。右端がホリーです)。以前、茶系のブリタニーの飼い主さんに、「ホリーちゃんはブリタニーのミックスでしょう?」と聞かれたときはぴんとこなかったけど、この子はホリーとお顔や体つきがそっくり。案外、その辺にルーツがあるかもなぁ、と思わされました。
一頭一頭、時間差でスタート。いよいよホリーも出発です。おとーさんと一緒にすっ飛んでゆくホリー。その間に私も公園を横切って走り、中間地点へ先回りします。
「おかーさんなにしてんの?」という顔をするホリーを応援し、写真に収めて、さらにゴールの瞬間をキャッチしようとゴール地点へダッシュ。
なのに。あわてすぎていて、後で写真を見返すとブレブレ。まともな写真が一枚もないのです・・・。
大ショック。ホリー、すっごく格好よかったのになー。写真の撮り方、勉強しないとです。
<<ちょっとだけ撮った動画から静止画を切り出してみた。>>
予想に反して道草することなく、ゴールには一番に帰ってきたホリー。(時間差スタートでホリーより後にスタートしたチームもあるので、必ずしもホリーが 1 番速かったわけではありません。そもそも、順位を競う趣旨ではなさそう。)
おとーさんの手には、紙に包まれたほかほかのホリーのうんち。途中で、いきなりブツを出されたそうで、おとーさんは大慌て。カフェでしっかりハンバーグ食べたからね。「食べたら出る」は健康の証だもん、仕方ないよね。
うんちを拾ってる間に、何頭かのわんちゃんに抜かれたらしいのですが、すぐに走って抜き返したらしい。そのせいで、レースの後、他の飼い主さんたちから、
「いやー、速かったですねー、途中でうんちしたのに」
「途中でうんちしたから勝てるかな、と思ったのにぬかされちゃった」
「うんちしたのにすごいねー」
と、やたら、「うんち、うんち」と言われてしまうことに・・・///。オンナノコなのに・・・。とほほ・・・。
(もちろん、うんちは、防臭マナーポーチに入れて、うちまでお持ち帰りしました。)
「ホリーよくがんばったねー」と、ご褒美をもらう。
精悍なイケメンわんちゃんと健闘をたたえ合うホリー。この子も保護犬出身だそうで、お顔がちょっとホリーに似ていました。もしかしたら、生き別れた兄妹だったりして、なんて妄想もふくらむ。
いろんなおともだちに会えて、ホリーとおとーさんがかっ飛んで走る姿もみられて、とっても楽しい 1 日でした。
また来年もあったら参加したいなー。
賞状と、バレンタインデーだったのでおとーさんにはチョコ、ホリーにはジャーキーをいただきました。
タイムは 5 分 23 秒。
「うんちがなかったら、5 分切れたかもしれん」とはおとーさんの弁。
かえすがえすも、記念になる写真がないのが残念だったので、競技終了後にもう一度ゴールゲートを走り抜けてもらいました。
やらせです。
写真の腕、もっと磨こう、私。
"ホリー疲れたよー。飼い主を喜ばせるのも楽じゃないわね"