2015年12月26日土曜日

鳩おじさん

朝のさんぽで、鳩おじさんに会う。

鳩おじさんは、いつも橋の上で、鳩に食パンをあげている。

おじさんの袋の中には、食パンが 1 斤入っていて、それを鳩たちに大盤振る舞いしている。

だから鳩たちはおじさんが大好きで、おじさんの肩にも頭にもとまっている。

ホリーもこのおじさんがだいすきだ。

なぜならば、気前よく食パンを振る舞ってくれるから。数日前にお会いしたときは、食パンほぼ 1 枚分をむさぼり食べた。

今回は、おじさんのパンはすべて鳩のお腹におさまった後だったらしい。

「残念だったね。パンもうなくなっちゃった」

それでも、おじさんの袋の匂いを嗅ごうとするホリーの身体を確保しながら、正直ほっとする。

甘やかされっ子のホリーとはいえ、食パン 1 枚も食べるのはさすがに多すぎる、身体によくない。

この間は、おじさんのパンに夢中で食らいつくホリーにはらはらしつつ、「あげないでください」とはやはり言えなかった・・・。











おとーさんが買ってきてくれた犬用のパンに食らいつくホリー。
パンをこよなく愛しています。





「こないだお母さんに会ったよ」

とおじさん。

お母さん? 私の実の母は山口県にいる。義母のり子は神奈川だけれど、こちらに出没することは滅多にない。

「お母さんとそっくりね」

えーと。こないだおじさんと出会った私とそっくりな人・・・、それはきっと、私です。

誤解が解けて、愛想笑いを交わすおじさんと私。

しかしここで問題なのは、

前回の私が老けて見えたのか、

今回の私が若づくりして見えたのか、

ということ。

答えは、あまり知りたくはないや・・・。

 
 
 
 
















2015年12月19日土曜日

師走だなんて。

2015 年が終わろうとしているなんて、うそだ。



こうしてはいられない。
恒例の親ばかカレンダー用写真の撮影会をしなくては。

 
 
 


































「・・・・・ もう うんざりです」

2015年11月26日木曜日

ランラン ホリー

11 月 三連休にはドッグランへ

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この日のホリーは絶好調!

ラン中駆け回り大はしゃぎ。

ここのところ、あまりドッグランを楽しめていない様子だったので、嬉しい驚き。

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陽気で優しいバーニーズ マウンテンドッグちゃんがとても上手に誘って遊んでくれました。

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朝露に濡れた芝でごろごろすりすりをしたものだから、びしょぬれホリーに。

でもこの満足げな表情。飼い主冥利につきます。

レンタカーを汚してはならぬので、公園を散歩して身体を乾かしてから帰りました。

おうちについたら即シャンプー。

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仕上げはこたつで乾燥 (ドライヤーを怖がるため)。

2015年11月11日水曜日

銀杏ホリー

最近寝起きが辛くて、夏に比べると散歩の時間がおそくなりがちで、ホリーにはちょっと迷惑をかけている。

そんなある日の朝、なんとか起き上がって玄関に下りてゆくと、すでに準備を整えたおっさんとホリーがドアから出て行くところだった。

ホリーは、ずっと犬を飼いたかった私が、一度も犬を飼いたいと思ったことがないというおっさんにお願いして我が家に迎えた子なので、基本的に世話は私がするということになっている。朝晩の散歩をおっさんに代わってもらうのは体調が悪い時か、用事があるときで、この 2 年半でたぶん 10 回にも満たない。

うわー、散歩行ってくれるんだ。ありがたいなー・・・。と思いながら遠慮なく二度寝をさせていただく。

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1 時間ほどで、1 人と 1 ぴきは賑やかに帰って来た。

「ありがとー」とお礼を言って、思う存分駆け回って来たのか息を切らし満足げなホリーの足を拭いてやる。

すると、なんということでしょう。

「ホリー、銀杏の匂いがするよ」

「ひなた山で地面に身体をこすりつけてたから、そのせいかな」

ああー。きっと微笑ましく見守っていたんだろうな、おっさんは。

いやがるホリーをつかまえ、ぬれタオルで何度も身体を拭いてやったが、そんなに簡単に落ちる匂いではないようで。

「明日病院でシャンプーお願いしようかなー・・・」

その後、おっさんは仕事に出かけて行き、ホリーは日向ぼっこ。

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私も仕事に取り掛かろうと準備しながら、ふと考える。

あれ、ひなた山に、銀杏の木ってあったっけ?

なかったような・・・・?

じゃあ、あの匂いは銀杏じゃない。銀杏のようで銀杏じゃない匂いって、まさか。

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<<なによう・・・>>

うん●か。う●ちなのか。

ダメだ、今すぐシャンプーしよう(家シャン)。

暖かい日だったのがさいわい。

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結局、お散歩代行はほんとうにありがたかったけれど、私の作業量としては普段とどっこいどっこいになってしまったような気がしないでもない。いや、ありがたかったけど。うん、まぁありがたかったけど。

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そして翌朝、いつものように私とホリーで散歩に行くと、会う人会う人に「昨日寝坊したんだってね」と声をかけられてしまうのだった。あはは。

2015年10月16日金曜日

ホリー、裏磐梯へ行く

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10 月 3 日朝 5 時。

おでかけするなら絶対ホリーも行くんだかんね、と玄関でスタンバイするホリー。

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何度もおでかけしたから、レンタカーに乗るのもスムーズに。おとーさんの運転で一路北を目指します。目的地は、福島県。おとーさんが毎年参加している「裏磐梯山岳耐久レース」に、ホリーも一緒に出かけるのです。

高速道路の強い味方は、佐野サービスエリアのドッグラン。上下線どちらからでも利用できるのがうれしい。

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ランだけでなく、芝生も気持ちいいの。

ホリーが案外落ち着いていたので、高速での休憩はここ 1 回。他に、那須高原 SA にもドッグランが併設されているようです (下りのみ)。

ホリーがよいこで頑張ってくれたので、予定よりも早く裏磐梯に到着。ご褒美に曽原湖のドッグランへ。

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ペンションラーラ さんの敷地内にあるドッグラン。

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曽原湖の向こうに磐梯山を望む、素晴らしいロケーション。

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1 回 千円 (時間制限は特にないよう)で利用できます。

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「湖にも行ってみたいな」

またおてんばしてどろんこにならないように!

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犬連れで利用できるハーブスペース Bandia でおひるごはん。

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テラス席で食事ができます。

ソーセージを挟んだサンドイッチがむちゃくちゃおいしかった。パリッとしているのにしっとり柔らかい。パン好きな我が家は、かなり盛り上がり、おやつパンを 4 つも買ってしまった。すてきな奥さまがホリーに優しく話しかけてくれました (ホリーは相変わらずそっぽを向いておりました・・・)。

そろそろ時間がきたので、おとーさんがレースの登録とガイダンスを受けるためにいこいの森グリーンフィールドへ移動。主催のもくもく自然塾のスタッフさんたちが、にこやかに出迎えてくれます。登録をすませたら、ガイダンス開始までにまだ時間があるということで、わんこでも入って良いエリアを教えて貰い、散策してくることに。

<<この先にある「雄国沼」は犬の立ち入り禁止だそうです。>>

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あしたおとーさんこの道走るのかな?

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ホリーはおとーさんと走るのがだいすき。一緒にレースに出られたらいいのにね。(鳥見たら追っかけてすっとんで行っちゃうから、無理よね・・・。)

おとーさんがコース ガイダンスを受けに行っている間、私とホリーは車の中で待機。朝はやくて寝不足だったので、うとうとしてしまいました。

おとーさんが帰ってきたら、これから 2 泊お世話になる宿に移動。

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ゲストハウス サンディーズ

ここが、ほんとうにもう、わんこ連れ OK でありながら、すってきなお部屋と贅沢なお料理をたのしめる、夢のようなお宿でして。

おぼえがき:

ペットの宿泊条件を守りましょう。

・ フードや食器、ペットシーツ、ベッド等、犬用の装備は持参。

・ 玄関近くに犬の足洗い場があり、足ふきタオルは用意されています。

・ うんちは持参のビニール袋で拾ったら、専用のごみ箱に捨てさせてもらえます。

・ わんこは食堂や、共同風呂の脱衣場まで連れて行けます。(ホリーはお風呂を怖がるので、お風呂には連れて行きませんでした。)

・ 人間が持参すべきなのは、パジャマと化粧品や髭そりくらい?それ以外は、宿泊に必要な大抵のものはそろっていそう。CDプレイヤーや、お茶やコーヒーのセルフサービスもある。

・ 他では味わえない、まぼろしの日本酒がのめるらしい。おっさんはレースがあるので、初日はがまん。

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磐梯山が望める和室

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気分が上がりますねー。

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看板犬サンディーくん、なんと 90 kg!のセントバーナード。とってもフレンドリーな優しい子。なのにホリーはその大きさにびびりまくる・・・。

お料理は、こだわりの食材を選びぬいて、一番おいしい方法で出してくれます。なにもかもが美味しすぎてうっとりしてしまいます。貧乏性の我々は、「こんな生活をつづけたら、ダメになってしまうかもしれん」と言い合いつつ堪能しました。

犬連れ OK の宿ではとても珍しいことに、食堂にも犬を連れて来られるので、ホリーもちょこちょこ、テーブルの下でお相伴にあずかりました。

そして、深夜 1:30 にレース会場に向けて出発する (レースのスタートがなんと深夜 3 時だとか)というおっさんは、そうそうにアイマスク着用でベッドに入りました。

しかし、ホリーがなんだか落ち着かない。ドアの前で、逃げ出したいそぶりをする。身体がぶるぶる震えてる。なになに、どうしたー!?

ホリーが怯えている原因はなんだろう、と注意して周囲をチェックしてみると、その原因の元が私の頭上を通り過ぎた。ハエだ。夕暮れ時にデッキでコーヒー飲んだときに、うっかり網戸を閉めなかったのがいけなかったらしい。

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ホリーはハエの「ぶーん」という羽音が怖くてしょうがない。家にいるときは別の部屋に逃げて行けるけれども、お宿ではそうもいかない。

ハエは天井に停まっていて、私では手が届かなかった。寝入ったばかりのおっさんを起こすのはためらわれる (寝不足で山に入ると、大変なことになるかもしれないし)。そこで、フロントに行ってご主人に殺虫剤を借りられないかきいてみた(おさわがせ;)。殺虫剤のほか、テニスラケットに電撃が流れるタイプの虫取りも貸してもらった。ねらいをすまして、ラケットを振り、あっという間にハエ撃退。

「ホリー、やったよ!やっつけたよ!」

と意気揚々と報告したのだけれども、ホリーはいっぱいいっぱいの様子で聞く耳もたない。挙げ句は寝ているおとーさんのベッドに強引に潜り込もうとする。

しかたないのでしっかり抱っこして、背中を撫でる。いつもは抱っこが嫌いで逃げ出そうとするのに、よっぽど怖いみたい、おとなしくくっついている。身体を硬直させて、一定の間隔で身体をぶるぶるっ!と震わせているホリーを見ていると、なんだか可哀そうになってしまった。

こんなところにまで連れて来てしまったのは、飼い主のエゴだったのかな。ごめんね。

そのまま一夜を明かす覚悟もしたけれど、腕がしびれていったん膝から降ろすと、おずおずと自分のベッドに歩いてゆく。持ってきたホリー用の毛布で頭まですっぽり覆ってやると、やっと落ち着いた様子で静かになった。どうやら私も眠れそうだ。

深夜すぎ、おとーさんが出かけて行ったときも、ホリーはベッドから静かに見送った。

翌日は、朝からホリーと 2 人きり。おいしい朝ご飯を食べ、裏磐梯の長い散策に出発。念のために、お宿のご主人に、犬連れが禁止の区域を確認しておく。

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レンゲ沼周辺をハイキングしたんだけど、私の方向音痴発動で、堂々めぐりのあげく、入った道と同じ道に出てきてしまったりして・・・。

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今年は、紅葉も速いみたい。当たり年だそうですよ。

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すてきなところです。

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曽原湖遊歩道へ。静かで人の気配がない。熊さんに遭わないように、注意して行こうね。

遊歩道に入る前に、自販機で水を買い足しておこうとしたら、お金を入れたのにうんともすんとも言わない。130 円損した・・・。泥棒自販機ー!

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遊歩道出口。「曽原湖ランニング・コース」だったのね。道は舗装されて歩きやすかったけど、木が繁っていて湖はあんまり見えなかったなぁ。

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おとーさんが参加しているレースを主催している「もくもく自然塾」前にやってきた。看板犬のカッコいい一歩くん。立派に番犬しています。ホリーはほえられちゃった ^^;

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そして、昨日もやってきた「ハーブスペース Bandia」さんで休憩。ハーブティーでリフレッシュし、お昼御飯用と、レース後のおとーさんへのおみやげにまたもやパンを買いました。うちの近くにも、こういうところがあればいいなぁー。きっと毎日通う。

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合計 4 時間ちかくゆっくりお散歩して、お昼過ぎにお宿に帰って来ました。

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ホリー、おつかれ。ベッドへ直行。

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自から毛布の中に潜り込んでゆきました。

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私は、読書して過ごしました。犬ぞり師になるために海を渡り、孤軍奮闘しつつも夢をかなえた、たくましい女性の手記。すごく面白いので、あっという間に読み終えました。

夕ご飯前にもう一度ホリーの散歩に出かけたら、丁度レースを終えたおとーさんが帰って来ました。手には賞状が! 「棚からぼたもちで 3 位になった」そうです。なんでも 3 位の方の装備に不良があってペナルティが課されたため、繰り上げで 3 位に昇格してしまったとか。あらら・・・。本当の 3 位の方は、「ナイスガイだった」そうで、不運な結果にもネタになると笑いとばしておられたらしい。ちなみにうちのおっさんも昨年、コースを間違えたせいで、完走したのに失格になっている。

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お待ちかねの夕食では、昨日飲めなかった、サンディーズのご主人ご自慢の日本酒を味わい、うれしそうなおっさん。

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牛にあわびに鱧。しばらく夢に見そうです・・・。

その夜は、多少そわそわしたけれど、前夜よりは落ち着いて眠れたホリーでした。

翌朝、ご飯前にホリーと散歩。だいすきなおとーさんが一緒なので、私しかいないときよりも、明らかに元気で楽しそうなホリー。すこしやきもちを焼いてしまいそうです。

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サンディーズ最後の朝ご飯。

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たくさん食べました。

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ホリーもすっかりくつろげるようになりました。(ご主人が、おとなしい子だし、他にお客さんがいないからリード外してもいいよと許可してくれました。)

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ありがとう。ほーちゃんが頑張ってくれたおかげで、家族旅行ができたね。楽しかったよー。

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最後に、サンディーくんと一緒に。ありがとう。また来たいなぁ。こんどは、カヌーやスノートレッキングにも挑戦してみたい。

ホリーを我が家にむかえるとき、おっさんから「もう旅行に行けなくなるけどいいの?」と聞かれた。私は、「犬と暮らせるなら、旅行には行けなくてもかまわない」と答えた。

ホリーは、うちに来る前から「車酔いがひどくて、車を見るだけでも怖がる」子だったそうだ。

だから、ホリーと一緒に旅行をするなんて、最初は考えてもいなかった。

おとーさんがホリーを大好きになって、レンタカーを運転してホリーを遊びに連れ出してくれるようになり、ホリーもすこしずつきらいな車に慣れていってくれた。そして、2 年半めにして、こんなに遠くまでホリーと一緒に旅してくることができました。

どんどん、一緒にできることが増えるのって、うれしい。

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ホリーのバースデー写真。10 月 7 日に 3 歳になりました。